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Asia-Pacific Association for Machine Translation
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日本の機械翻訳の歴史(解説付)

AAMT独自調査による日本の機械翻訳の歴史年表です。  
●説明は随時追加予定です。解説が無い年表はこちらをご覧ください。
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●同一年内の出来事の前後関係は考慮されていません。
●この年表に追加すべき内容、誤りがございましたら、AAMTまで御連絡ください。また、解説の寄稿も歓迎いたします(掲載時に修正させていただくことがありますのでご了承ください)。


1933/ロシア人技術者トロヤンスキーの機械翻訳特許
ロシア人Petr Petrovich Smirnov-Troyanskiiが「一つの言語から他の一つまたは複数の言語へ同時に翻訳する際に、単語を選択し印刷する機械」を出願。



1947/W.Weaver & AD.Boothによる機械翻訳実験
(解説準備中)



1952/世界最初の機械翻訳会議 (MT Conference) [MIT]
(解説準備中)

1954/ジョージタウン大学とIBMによるMT公開実験
(解説準備中)

1959/機械翻訳専用機「やまと」(電気試験所)完成
(解説準備中)

1959/翻訳実験用計算機「KT-1」(九大)完成
(解説準備中)



1964/「MT日米セミナー」開催[東京]
(解説準備中)

1965/「MT日米セミナー」開催[ニューヨーク]
(解説準備中)

1966/ALPACレポート発表
米国National Science Foundationが組織したALPAC(Automatic Language Processing Advisory Committee)によるレポート(65年発表、66年発行)。
現状での機械翻訳の実用性に疑問を呈し、計算言語学の基礎研究に重点を置くことを勧告する内容である。
以後、米国においては、研究の中心が基礎研究にシフトしたため、予算がつかなくなった多くの機械翻訳プロジェクトが中止に追いこまれた。
このレポートが機械翻訳の開発を停滞させたと見る一方で、自然言語処理や計算言語学の基礎研究を加速させたと見る向きもある。
機械翻訳の歴史を語る際に必ず言及される非常に著名なレポートである。



1978/電子協機械翻訳システム調査委員会発足
(解説準備中)

1978/初の日本語ワープロ発売(東芝)
(解説準備中)

1979/日本初の電子辞書発売(シャープ)
(解説準備中)



1980/電子協MT調査団ヨーロッパ、アメリカ、カナダ訪問
(解説準備中)

1980/アナロジーに基づく翻訳方式を世界で初めて提唱(京都大学 長尾眞教授)
(解説準備中)

1982/Muプロジェクト開始
1982〜1985年に科学技術庁(現文部科学省)が実施した機械翻訳プロジェクト。
科学技術文献抄録の日英・英日機械翻訳システム開発を目的とした。
京大、電総研(現産総研)、JICST(現JST)、工業技術院筑波情報計算センターの他、東芝、NEC、富士通、日立、沖電気が参加。
実用機械翻訳システムの研究開発としては当時の最先端を行くものであり、その後の日本の機械翻訳システムの研究開発に大きな影響を与えた。

1984/初の商用翻訳システム(メインフレーム版)発売(富士通)
富士通から日本初の商用英日・日英自動翻訳システムが発売される。
ATLAS-I(1984年)は英日翻訳、ATLAS-II(1985年)は日英翻訳のシステムで、富士通のメインフレーム M/Sシリーズ上で稼働した。
月額リース料はATLAS-Iが35万円、ATLAS-IIが55万円。300ワードの英文を2分で翻訳した。
50,000語の基本辞書と専門用語辞書(オプション)を持ち、ユーザが辞書に単語を追加することもできた。
この後1〜2年の間に、ブラビス・インターナショナル、日本電気、東芝、日立製作所、三菱電機、シャープ、沖電気工業と機械翻訳システムの発表が相次ぎ、機械翻訳システムは活況を呈する。

1985/科学万博で翻訳システム紹介(富士通、日本電気)
(解説準備中)

1985/初のミニコン版翻訳ソフト発売(東芝)
(解説準備中)

1985/初のPC版翻訳ソフト発売(ブラビス)
ブラビスインターナショナルから、16ビットパソコン上で稼働する日本初の商用日英自動翻訳システムが、「マイクロパック J/E」の名前で発売される。
基本辞書6万語(7000語の慣用句含む)で10万語までユーザ登録可能、翻訳速度は1時間に1000〜500語であった。当時はパソコン上で自動翻訳が動くだけでも画期的なことだったが、63万円(ハードも含めても100〜150万円)という価格も、これまでにない”低価格”であった。

1986/自動翻訳電話研究所発足(ATR)
(解説準備中)

1987/「近隣諸国間機械翻訳システム」開発プロジェクト開始(CICC)
(解説準備中)

1987/「第1回MT SUMMIT(電子協主催)」開催[箱根]
(解説準備中)

1989/海外ニュース自動翻訳放送試行開始(NHK)
(解説準備中)

1989/「翻訳技術国際フォーラム(電子協主催)」開催[大磯]
(解説準備中)

1989/「第2回 MT SUMMIT(西独数学データ研究所主催)」開催[西独]
(解説準備中)



1990/パソコン通信での機械翻訳サービス開始(ニフィティサーブ)
(解説準備中)

1990/「自動翻訳フェア(日本翻訳協会主催)」開催[東京]
(解説準備中)

1991/日本機械翻訳協会設立
(解説準備中)

1991/「第3回 MT SUMMIT(AMTA主催)」開催[アメリカ]
(解説準備中)

1991/Webブラウザ登場
バーナーズ=リーからWebブラウザWorldWideWebがインターネットに公開される。

1992/アジア太平洋機械翻訳協会設立
(解説準備中)

1992/翻訳ソフト初のthe Software Products of the Year受賞(東芝)
(解説準備中)

1992/「MT World 92(JAMT主催)」開催[東京]
(解説準備中)

1992/「機械翻訳フェア(日本科学技術情報センター主催)」開催[筑波]
(解説準備中)

1992/「機械翻訳に関するシンポジウム(電子協主催)」開催[大阪]
(解説準備中)

1993/「第4回MT SUMMIT(AAMT主催)」開催[神戸]
(解説準備中)

1993/「翻訳フェア'93(AAMT主催)」開催 [東京]
(解説準備中)

1993/Mosaic登場
イリノイ大NCSAのグループが、テキストと画像を混在表示できるWebブラウザMosaicを開発し無償配布を開始。この頃からWWW(World Wide Web)の利用が爆発的に増加していく。

1994/ 1万円を切る翻訳ソフト登場(カテナ)
カテナからPC版英日翻訳ソフト「コリャ英和!」が9,800円で発売される。それまで翻訳ソフトと言えば少なくとも10万円以上はする専門家向けの高価格製品であったため、その価格と軽やかなネーミングが大きな衝撃を持って受け止められた。翻訳ソフトのユーザを専門家から一般ユーザに広げ、翻訳ソフトの流れを大きく変えた製品として名を残すソフトである。この後、市販翻訳ソフトは激しい価格競争に突入する。

1994/「多言語機械翻訳国際シンポジウム'94(CICC主催)」開催[東京]
(解説準備中)

1995/初のブラウザ連動型翻訳ソフト発売開始(沖)
世界初のWeb用機械翻訳システム「PENSEE for Internet」が沖ソフトウェア株式会社から発売された。Webページの見た目を保ったまま、英日・日英翻訳を行うことができる画期的なシステムだった。
その後、各社からWeb用機械翻訳システムが発売され、機械翻訳を一般の人にとって身近で必要不可欠なものにし、機械翻訳業界全体の活性化ももたらした。

1995/機械翻訳機能搭載ポータブルワープロ登場(東芝)
東芝のRupo JW-V700にポータブルワープロ専用機として初めてOCRと英日翻訳機能が搭載される。当時、ワープロは印刷速度競争が限界に達し、多機能化が進んでいた。翻訳用辞書は61,000語。根強い人気のワープロ専用機ユーザを狙ったが、PCのコモディティ化により、ワープロ専用機自身のニーズが減り、21世紀を待たずに姿を消した。

1995/「パソコン翻訳ショウ(日刊工業新聞主催)」開催[東京]
(解説準備中)

1995/「第5回 MT SUMMIT(EAMT主催)」開催[ルクセンブルク]
(解説準備中)

1996/AAMTホームページ開設

1996/MTプレインストールパソコン発売開始(シャープ)
(解説準備中)

1996/機械翻訳精度評価例文セット提唱(電子協)
(社)日本電子工業振興協会の機械翻訳システム調査専門委員会が、機械翻訳の精度評価のための例文セットを提唱する。「ユーザ側から」「開発者側から」「品質評価のため」の3軸からの評価のための例文セットということで注目された。

1996/Green and Whiteの翻訳ソフト評価開始
1996年11月に個人が開設した翻訳ソフトを紹介するホームページ。英日・日英翻訳ソフトの新製品が発売される度に公開される詳細な評価(比較)・分析が評判を呼び、開設後1年間で5万アクセスを突破するほとの人気を集めた。特に、翻訳品質のランキングの情報は、翻訳ソフトの開発者と利用者に大きな影響を与えた。

1997/機械翻訳ユーザ辞書共通フォーマット(UPF)設定(AAMT)
(解説準備中)

1997/日本人初のMT Award受賞(京都大学 長尾眞教授)
(解説準備中)

1997/「第6回 MT SUMMIT(AMTA主催)」開催[アメリカ]
(解説準備中)

1998/AltaVistaによるアジア言語インターネット翻訳サービス開始
(解説準備中)

1999/AAMTメールマガジン開始

1999/「第7回 MT SUMMIT(AAMT主催)」開催[シンガポール]
(解説準備中)



2000/機械翻訳白書「機械翻訳 21世紀のビジョン」発行(AAMT)
(解説準備中)

2000/「MTセミナー(AAMT主催)」開催[東京]
(解説準備中)

2000/機械翻訳による日本特許英文検索サービス開始(特許庁)
1999年に開設した特許電子図書館(IPDL)では、日本特許の抄録を人手で翻訳していたものを提供していたが、2000年5月からは全文を機械翻訳して提供。その後、意匠公報、高度産業財産権ネットワークへも機械翻訳を適用。

2000/インターネット博覧会で翻訳ソフト正式採用(日本電気)
「インターネット博覧会=楽網楽座=」(インパク)とは、経済新生対策に盛り込まれた「新千年紀記念行事」として2000年12月31日より1年間インターネット上で行われた博覧会で、日英中韓の4ヶ国語が公式言語として使用された。個人運営など多言語化が困難なパビリオンの多言語対応用として、日本電気の自動翻訳システムが公式システムとして提供された。

2000/翻訳ソフト初のプロレジ大賞受賞(ノヴァ)
インターネット上のダウンロードソフトショップであるVecterで、2000年に最も売れたソフトとして、ノヴァ(現クロスランゲージ)のポケトラエコが「プロレジ大賞」を受賞した。「使える翻訳ソフト = 高価」の常識をうち破り「使える&低価格」を実現した優秀ソフトとの総評がついている。辞書や機能を制限し、双方向で22MBとコンパクトにしたこと、ブロードバンド環境が普及してきたことなどより、ダウンロード販売が可能となったと思われる。

2000/日本のポータルサイト初のインターネット無料翻訳サービス開始(エキサイト)
大手ポータルサイトのエキサイトは、2000年9月より無料の英日/日英翻訳サービスを開始。
パソコン通信での翻訳サービスや海外ポータルサイトでの翻訳サービスは存在していたが、日本のポータルサイトではエキサイトが初。その後各ポータルサイトで始まった無料翻訳サービスの草分けとなった。

2001/翻訳ソフト初のグッドデザイン賞受賞(IBM)
IBMの「翻訳の王様 バイリンガル バージョン4」が、翻訳ソフトとして初めて「グッドデザイン賞」を受賞。

2001/「第8回 MT SUMMIT(EAMT主催)」開催[スペイン]
(解説準備中)

2002/AAMT技術動向調査委員会活動内容が言語処理学会で優秀発表賞受賞
(解説準備中)

2002/AAMT独自ドメイン(www.aamt.info)でのホームページ開設

2002/5,000円を切る翻訳ソフト登場(ホロン)
ホロンより「スキルアップ!スーパー翻訳」が4980円で発売。この価格に追従するメーカーも現れ、翻訳ソフトは2回目の価格競争時代に突入した。

2002/FIFAワールドカップ公認翻訳ソフト登場(東芝)
日韓共同開催されたFIFAワールドカップの公認翻訳ソフトとして、東芝の「The翻訳」シリーズが選択され、FIFA事務局で使用された。また、富士通からは1年限りで韓日翻訳ソフトが販売されるなど、サッカーに沸いた一年であった。

2002/ヒット商品番付東前頭6枚目に翻訳ソフト選出(SMBCコンサルティング)
三井住友銀行グループの経営コンサルティング会社、SMBCコンサルティングが、1990年から毎年発表しているヒット商品番付に「コリャ英和」が翻訳ソフトとして始めてとして登場した(東前頭6枚目)。「コリャ英和は当初はプロの翻訳家向けソフトとして開発されたもので、翻訳精度が高いと評判である」ことが選定理由。

2002/初のPDA用英日翻訳ソフト発売(ブラザー)
日本初のPocket PCで動作する英日/日英翻訳ソフト「TransLand」がブラザーより発売された。携帯可能な翻訳機としての普及が見込まれたが、Pocket PC搭載PDAが予想以上に普及せず、2008年に販売中止となった。

2003/2,000円を切る翻訳ソフト登場(ソースネクスト)
ソフトウエアコモディティ化を掲げ、各種PCソフトの1980円での提供しているソースネクスト社が、英日/日英翻訳ソフト「本格翻訳」および韓日/日韓翻訳ソフト「本格翻訳韓国語」を1980円で販売を開始。

2003/「第9回 MT SUMMIT(AMTA主催)」開催[アメリカ]
(解説準備中)

2004/成田空港で旅行者向け自動通訳機実験(国土交通省)
政府が進める「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の一環である「e-Airport」事業として、国土交通省は、成田空港に到着した外国人旅行客に、英⇔日音声翻訳機能付きの携帯情報端末を無料で貸し出して評価する実験を行った(実験結果は公表されていない)。同様の実験は、数年後NICTにより関西空港でも行われた。

2005/iモード公式サイト初の翻訳専門サイト登場(BIGLOBE)
NECビッグローブは、iモード公式サイトとして初となる翻訳サービスを開始。
このサービスは、その後高電社に引き継がれ「J-SERVERポケット」となり、ソフトバンク社主催のiモードサイト大賞2005審査員特別賞(いとうせいこう賞)を受賞した。(この賞は、面白く、使いやすく、技術やアイデアを駆使し、話題になるトピックを提供したiモードサイトを表彰するというもの)

2005/機械翻訳分野初の「日本国際賞」受賞(長尾眞氏)
(解説準備中)

2005/「第10回 MT SUMMIT(AAMT主催)」開催[タイ]
(解説準備中)

2006/AAMT長尾賞設立(第1回受賞者:沖電気、日本電気)
(解説準備中)

2006/AAMT事務局、東京から京都へ移転

2006/統計ベース翻訳を使用した翻訳サービス開始(Google)
Googleは、自社サイト上で提供する無償翻訳サービスで使用する翻訳エンジンを、SYSTRAN製ルールベースエンジンから自社開発の統計ベースエンジンに切り換えた。当時、商用機械翻訳システムの大部分がルールベースである中で、Googleは代表的な統計ベースエンジンベンダとして認知されるようになった。統計翻訳は大量の対訳例と学習アルゴリズムを用いる手法で2000年頃から開発が活発になった。統計翻訳は計算機パワーの増大と、インターネット時代の豊富な言語資源が後押しした手法と言える。

2007/AAMT技術動向調査委員会活動内容が言語処理学会で優秀発表賞受賞
(解説準備中)

2007/携帯電話での音声自動翻訳サービス開始(ATR-Trek)
NTT-docomoは、携帯電話(905iシリーズ)にATR-Trecの開発した音声自動翻訳ソフト「しゃべって翻訳 日英版」をプレインストール。また、翌年発売の906iシリーズには、日中版もプレインストールして出荷した。音声認識の前処理を端末で行い、音声認識の本処理、機械翻訳はサーバで行う。このため、サーバと携帯電話の間にパケット通信が必須となる。音声の符号化により通信量を削減しているとはいうものの、2007年時点では、海外では「パケット料金定額制度」が無効であるため、海外滞在中に使用すると多額の利用料金が発生する可能性があった。

2007/「第11回 MT SUMMIT(EAMT主催)」開催[デンマーク]
(解説準備中)

2008/翻訳機能搭載携帯電話登場(カシオ)
カシオは、au向け携帯電話(W63CA)に英日/日英機械翻訳ソフトを搭載。スマートフォン用翻訳ソフトやサーバ/クライアントタイプの翻訳サービスは従来からあったが、通常の携帯電話(いわゆるガラケー)内完結型は日本初。しかも、携帯内蔵カメラで撮影した画像から文字を抽出・認識して機械翻訳するという先進機能を備えていた。

2009/機械翻訳ユーザ辞書共通フォーマット(UTX)設定(AAMT)
(解説準備中)

2009/「第12回 MT SUMMIT(AMTA主催)」開催[カナダ]
(解説準備中)



2010/AAMT事務局、京都から愛知へ移転

2010/スマートフォン内完結型音声通訳システム登場(イチベル)
iPhone 3GS上で不特定話者音声認識、機械翻訳を行うソフトをイチベルが販売。旅行時の使用を想定し、1〜2文程度の比較的短めの旅行会話や医療関連の会話に対応している。 サーバへの通信が不要で音声認識から翻訳までスムーズにできる。

2011/AAMT機械翻訳文テストセット公開
(解説準備中)

2011/AAMT事務局、愛知から東京へ移転

2011/機械翻訳として初の「AI学会現場イノベーション賞」受賞(日本電気)
(解説準備中)

2011/Korean Association for Machine Translation 設立
(解説準備中)

2011/「第13回 MT SUMMIT(AAMT主催)」開催[中国]
(解説準備中)

2012/翻訳ソフト初の「CEATEC 米国メディアパネル・イノベーションアワード 2012」グランプリを受賞(NTTドコモ)
(解説準備中)




Last Update : 23 Dec. 2012