第8回(2021年)受賞者
受賞者1
東京大学大学院情報理工学系研究科 石渡 祥之佑さん(現 Mantra株式会社)
受賞理由
本論文は、人間の多言語テキスト理解における課題を言語の違いとドメインの 違いから整理し、いくつかの新規性のある手法を提案した博士論文である。まず、機械翻訳のドメイン適用において重要な未知語の扱いについて、単語ベクトル空間の写像学習に基づく未知語処理を提案している。また、RNNベースのニューラル翻訳に文節情報を取り込む手法を提案し、その有効性を示している。さらに、局所的・大局的な文脈に応じて語句の語義を生成する手法を提案している。いずれも挑戦的な課題に対する有用な手法であり、将来の機械翻訳の進展への寄与も大いに期待できる。以上の理由から本論文は長尾賞学生奨励賞にふさわしいものと考える。

(2021年度は、COVID-19感染症の影響で授賞式を中止しました。)