2026年8月4日(火)14:00~15:30
自動同時通訳システムは、長年にわたり研究開発と実証実験が重ねられてきた技術です。1986年に設立されたATR自動翻訳電話研究所による研究開発を出発点として、1993年には日独米の3研究機関を結んだ世界初の自動翻訳電話の実証実験が行われました。近年では、鉄道や自治体の窓口での導入に加え、GoogleやMicrosoftなどによるサービス展開も報じられ、同時通訳システムへの期待は急速に高まっています。本セミナーでは、2025年度に国内外で実施した観光ガイドツアーや茶道教授などの実証実験をもとに、日中韓英越などを対象とした同時通訳システムの現状と課題を紹介します。テキスト翻訳が実務で活用されるまでに多くの工夫を必要としたように、同時通訳システムにも実用化に向けた課題があります。同時通訳システムは、いままさに本格的な活用に向けた「夜明け」を迎えようとしています。本セミナーが、今後の活用と改善に向けた議論のきっかけとなることを目指します。
2026年5月26日(火)14:00~15:30
LLMを翻訳者主体のワークフローに統合するために生まれた自社ツール「AlgoLoc」を中心に、翻訳者がLLMを「育てる」多段処理プロセスの詳細を紹介する。ポストエディットとは異なる、翻訳者の専門性がLLMの出力品質を向上させるサイクルと、翻訳者自身がClaude Codeで自動化を手がける新しい取り組みについても展望を語る。
2026年3月18日(水)14:00~17:45(予定)
発表と聴衆、スポンサー募集のご案内
AAMTでは機械翻訳システムの開発・改良・啓蒙・普及を通じて機械翻訳の発展に努めています。その一環として、若手の方を対象に、翻訳・通訳・機械翻訳に関わる研究や、翻訳や通訳業務における事例報告などの発表の場を設け「AAMT若手翻訳研究会」として過去2回開催し、興味深い報告を多数いただきました。今回から若手(35歳未満)だけでなく、シニア(35歳以上)の方も対象に加え、研究会の名称を変更、第1部:若手の部/第2部:シニアの部の二部構成とします。
特に優秀であると認められた発表に関しては表彰し、副賞を進呈いたします。
また、発表を聴講、審査いただく方も募集します。
多数の発表および聴講、また優秀賞への投票をお待ちしています。
さらに、本研究会ではスポンサーを募集しています。ご検討いただければ幸いです。
2026年1月29日(木)14:00~15:30
従来の機械翻訳モデルは翻訳コーパスを学習させることで翻訳性能を高めていました。しかし、翻訳コーパスのみでは文脈を読む力や常識を得ることが難しく、その読みやすさから大規模言語モデル(LLM)による翻訳に置き換えられつつあります。本セミナーではLLMを翻訳に特化させることで翻訳がどのように進化していくのかを紹介します。
2025年12月9日(木)15:00~16:00
大規模言語モデル(LLM)の進歩により、機械翻訳の性能は大幅に向上しました。一方で、エンタメ分野の翻訳は、単に正確な訳ではなく、作家のメッセージを正しく伝える、翻訳を超えたローカライズが求められます。中でもマンガ翻訳は、ページ内描写の把握、背景文字を含むテキスト認識、テキスト配置など、翻訳以外の課題も複合的に絡みます。本講演では、マンガ機械翻訳の現在地、および、残された技術課題について議論します。