AAMT長尾賞

第16回(2021年)受賞者

受賞者1

Team Tohoku-AIP-NTT at WMT-2020 (メンバー:清野 舜, 伊藤 拓海, 今野 颯人, 森下 睦, 鈴木 潤)

受賞理由

機械翻訳の分野で権威の高い国際会議WMT2020のニュース記事翻訳タスクにお いて、参加した4言語対トラック(英独、独英、日英、英日)の人手評価において全て(同率を含む)一位を獲得し、英独および独英のトラックでは自動評価でも一位を獲得した。さらに、言語学者による言語現象別の翻訳品質評価においても他のシステムを大幅に上回る最良の評価を得るなど、非常に高品質な機械翻訳システムを実現し、国際的に高く評価されている。これらの成果は、機械翻訳システムの実用化に向けた日本の研究開発力の国際的プレゼンス向上に大きく貢献し、また得られた多くの知見を研究開発者に共有する活動を通じて機械翻訳システムの開発と実用化の促進にも大きく貢献している。大学、研究機関、企業の産官学連携による優れた成果であり、まさにAAMT長尾賞にふさわしい。

長尾賞受賞者1
Team Tohoku-AIP-NTT at WMT-2020

受賞者2

Mantra株式会社

受賞理由

グローバル社会における異文化理解促進でも貢献の高い「漫画」の翻訳という 今までに無い新しい機械翻訳のテーマに挑戦し、機械翻訳の最新トピックであるマルチモーダル翻訳と文脈翻訳、さらに画像認識技術を融合して、実用的な漫画翻訳エンジン及び翻訳校正システムの事業化に挑戦している。これらの技術は、日本で出版されている漫画の海外展開、海賊版防止の観点から非常に高く期待されており、2020年の創業以降、当該システムは国内外の出版社や翻訳会社、漫画配信事業会社に導入され、多くの漫画の海外展開に寄与している。また、漫画翻訳エンジン開発の過程で研究を重ねた要素技術を転用し、国内出版社と共同で「漫画で外国語学習サービス」を展開するなど、教育面にも新風を起こそうとしている。学術的にも萌芽的な段階にあるマルチモーダル・文脈翻訳を漫画翻訳という形で事業化すると共に、研究成果及びデータセットを学会で広く公表するなど機械翻訳の研究にも積極的に貢献しており、まさにAAMT長尾賞にふさわしい。

長尾賞受賞者2
Mantra株式会社

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