ポストエディットを成功に導くための手引き
機械翻訳(生成AIを使用した翻訳を含む)は、翻訳速度において人の処理を大きく上回ります。しかし、専門分野や文脈に応じた正確な翻訳には限界があり、誤りのリスクを軽減するため、人の手によるチェックと修正(ポストエディット)が不可欠です。
『機械翻訳ポストエディットガイドライン』は、発注者、受託者、作業者が共有すべき実践的な指針を提供し、品質、コスト、納期の最適なバランスを実現するための手引きです。
本ガイドラインでは、以下の内容をカバーしています:
- 機械翻訳の処理:情報セキュリティ(データの再利用、処理地域、データ保持)、実現可能性(分野の相性、効率化、対応言語)、費用負担(料金体系)、および効率的なポストエディットのための適切なサービス選択に関する委託者・受託者間の事前合意
- 最終成果物に求められる品質の理解:フルポストエディットとライトポストエディットの定義および注意点
- 作業方針の合意:品質仕様書、サンプル集、品質不良時の改善プロセス
PDF版のダウンロード
ポストエディットの効果を最大限に引き出し、円滑な翻訳プロセスを実現するために、ぜひ本ガイドラインをご活用ください。
PDF版を当サイトにて無料で公開しておりますので、以下よりダウンロードしてご利用ください。

本ガイドラインは、ポストエディットのベストプラクティスを明確化し、全ての関係者に役立つ内容を目指して作成されました。
今後、フィードバックを反映し、必要に応じて改訂版を公開する予定です。最新版をご利用いただくため、定期的に当サイトをご確認ください。
事例募集のお願い
当協会では、本ガイドラインのさらなる充実を目指し、以下のポストエディットに関する事例を募集しています:
- 主要な翻訳支援ツールを使用したプロジェクトの事例やケーススタディ
- 多様なファイル形式に対応したプロジェクトの事例やケーススタディ
- 多様な言語の組み合わせに対応したプロジェクトの事例やケーススタディ
寄稿をご希望の方は、以下までご連絡ください: