海外投資家を引き付ける英文IR
コストや時間をかけない自動翻訳の活用
~日本語のみの開示で公平・公正・適時という開示の原則に沿っていると言えるか~
IR(投資家向け広報)活動には、「株価に影響を与えうる情報を公平、迅速かつ広範に伝達する」という開示原則があり、投資家との信頼関係の前提である。日本の株式市場での外国人投資家による保有比率は3割前後、その売買比率は約6~7割で推移し、外国人の売買動向が日本企業の株価に大きな影響を与えている。投資家との信頼関係の構築において内外の差があってはならない。その状況を打開するために機械翻訳の導入を進め、限られた人材とコストで効果を上げている企業がある。企業の情報開示のための機械翻訳の活用事例を紹介する。
講師
ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社
常務執行役員
広報・IR室長
西村賢治氏
司会:中澤敏明氏(AAMT理事・東京大学大学院情報理工学系研究科 客員研究員)
日時
- 2023年3月9日(木曜日)14:00~15:30
実施形式
- Zoomオンライン
- 講演後2週間のオンライン配信
参加費
- 会員:3,000円(税込み)
- 学生会員:1,000円(税込み)
- 非会員5,000円(税込み)
- 学生(非会員):2000円(税込み)
セミナー概要
内外投資家の情報格差をなくすために、機械翻訳を導入し、効果を上げている。投資家が必要とする情報は言葉の美しさではなく、必要とされる情報を正確かつ迅速にホームページに掲載すること。最近は自動翻訳ツールの精度が上がっているのでネイティブチェックも不要ではないかと考えている。英文作成に際し、費用、時間、翻訳の質などがハードルとして挙げられるが、機械翻訳の進歩により、ハードルが下がりつつあると感じている。そうした現場での取り組みを皆様にお伝えしたい。参加の皆様からも様々な工夫について議論できれば嬉しい。
講師プロフィール
1966年生まれ。日系、外資系の証券会社アナリストとして内外企業の財務分析を担当したのち、2009年以降は金融機関やソフトウェア会社のIRを担当。証券会社で14年間の海外駐在を通じて培った語学力で取材、レポート執筆、プレゼンテーションを英語でこなす。
このセミナーの対象
- 企業のIRご担当
- 機械翻訳関係者
- 翻訳会社の方
- 翻訳者、など
参加登録
下のフォームからお申し込みいただけます(Peatixに接続)。
一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)
〒619-0289 京都府相楽郡精華町光台3-5 NICT先進的翻訳技術研究室内
URL: https://aamt.info/ MAIL: aamtevent@aamt.info