公募セッション「出版翻訳における機械翻訳の活用 – 「Podmanイン・アクション」での事例」
織 学(おり まなぶ)
レッドハット株式会社
サービス事業統括本部 コンサルティングサービス部 コンサルタント
2002年京都大学大学院情報学研究科修了。日本アイ・ビー・エム株式会社を経て2014年より現職。OpenStackやOpenShift/Kubernetesの主にインフラ寄りのコンサルティングおよび技術支援に従事するほか、様々なオープンソースソフトウェアのコミュニティでも活動している。共著に「OpenShift徹底入門」「Podmanイン・アクション」がある。好きなシステムコールはmadvise(2)。
公募セッション「出版翻訳における機械翻訳の活用 – 「Podmanイン・アクション」での事例」
燃脇 綾子(もえわき あやこ)
レッドハット株式会社
グローバルサポートサービス ローカリゼーションサービス部 部長
翻訳会社および IT企業を経て、ブリティッシュコロンビア大学の言語学修士課程に進み、帰国後レッドハット株式会社に入社。日本支社初の翻訳者として、テクニカルサポートチームでユーザーエクスペリエンスについて叩きこまれた後、製品ドキュメントを翻訳するローカリゼーションチームに異動。担当した製品の翻訳状況を大幅に改善し、2021年には機械翻訳を活用して全製品の全冊公開を果たす。現在は、同チームを率いて幅広いサービスを提供している。
公募セッション「辞書データベースに基く大規模合成コーパスの生成」
春遍雀來(ハルペン ジャック)
株式会社 日中韓辭典研究所 代表取締役
ドイツ生まれのユダヤ人。英・日・ヘブライ・葡・西・独・中等、12か国語を操る。漢字に魅せられて来日し、日本在住50年。外国人向けに『新漢英字典』や『講談社漢英学習字典』等、多数の辞書を編纂。 日中韓辭典研究所(CJKI)の代表取締役。CJKIは日中韓・アラビア語の辞書データベースの提供によって大手のIT企業を支援する他、MT開発者にも提供。計算辞書学の手法により開発された大規模な辞書データベースは、自然言語処理・MT・音声合成・固有表現抽出・情報検索等で活用される。
ランチョンセミナー「AI自動翻訳の社会実装 現在・過去・みらい」(株式会社みらい翻訳)
瀬川 憲一 (セガワ ケンイチ)
株式会社みらい翻訳 CRO (Chief Revenue Officer)
株式会社ベネッセコーポレーションにてキャリアをスタート。経営企画、新規事業開発を経て退職した後、2社のSaaSスタートアップの執行役員を経て、2020年11月より株式会社みらい翻訳にジョイン。みらい翻訳では、セールス・マーケティング領域を統括する一方、A I自動翻訳の理解促進、社会実装を推進する翻訳D Xエバンジェリストも兼任。AI自動翻訳の利用実態調査・分析、企業の翻訳環境整備のためのアセスメント、それら活動から得られた知見をシェアするwebinarヘの登壇等、広報活動も行う。
公募セッション「meta翻訳〜個人開発から最高精度を目指す〜」
藤井 隆太朗(フジイ リュウタロウ)
株式会社ClassIII CEO
京都大学大学院を中退の後、縁があり現会社のCEOに就任。様々な機械翻訳サービスが乱立する中、「日本語くらい日本のサービスで」と考えるようになり空き時間で機械翻訳モデルの開発に取り組むようになる。その後、個人開発していた機械翻訳モデルの精度が、その他有名サービスと比肩するレベルに達したことを機に「meta翻訳」と名付けてTwitterで公開し、現在は精度向上やより良いサービス化に努めている。
人工知能関連の論文を毎日最低1本以上読むことを日課としており、機械翻訳以外にも人工知能関連のサービス開発もする。また、技術顧問として企業の研究開発のサポートもしている。
公募セッション「機械翻訳活用で顧客の期待に応える」
上田有佳子(ウエダ ユカコ)
ネットアップ合同会社 アジア太平洋地域グローバリゼーション戦略統括
国内企業のシステムエンジニアからIT翻訳者、レビューア、外資IT企業数社を経て、2011年にネットアップに入社。現在は、各国の市場規模やユーザーの動向を調査する一方で、Language Toleranceやローカライズ後のコンテンツの使用状況を勘案し、ROIに基づいてグローバリゼーションの対象コンテンツや方法を提案したり交渉したりするのが仕事。
2015年、日本における機械翻訳の現実を知りたくなったのがきっかけで、Women in Localization日本支部を立ち上げた。
最近は、建築士になった長男の設計によって改修した八ヶ岳南麓の古民家を拠点にして、リモートワークをしていることが多い。
公募セッション「コネクテッドカー業界における表現の機械翻訳の対応状況について」
太田 圭佑(オオタ ケイスケ)
産業翻訳家/TOEICコーチ
2019年よりフリーランスの翻訳家として活動開始。英語&スペイン語の産業翻訳において、これまで、厚生労働省のコロナ関連サイト、オリンピックパラリンピックの事前キャンプ案件、ESG投資関連、コネクテッドカー業界案件、幼児向け絵本、中南米の観光案件などを手掛ける。金融・IT分野でトライアル合格実績あり。会計・ファイナンス、スタートアップ支援、オープンイノベーションなどに精通。
その他、TOEICや英文ライティング、スペイン語のオンラインによる指導を行っている。
「MT提供および利用の法的課題について」
柿沼 太一(カキヌマ タイチ)
STORIA法律事務所 パートナー弁護士
1997年京都大学法学部卒業。2000年弁護士登録。2015年にスタートアップのサポートを重点的に取り扱うSTORIA法律事務所を共同設立して現在に至る。専門分野はスタートアップ法務、AI・データ法務、ヘルスケア法務。現在、様々なジャンル(医療・製造業・プラットフォーム型等)のAIスタートアップを、顧問弁護士として多数サポートしている。経済産業省「AI・データ契約ガイドライン」検討会検討委員(~2018.3)。スタートアップファクトリー構築事業に係る契約ガイドライン検討会構成員(2018年)日本ディープラーニング協会(JDLA)有識者委員(2020.5~)日本データベース学会理事(2020.8~)。「第2回 IP BASE AWARD」知財専門家部門グランプリを受賞(2021) 。
「最適化された機械翻訳導入モデルによる医薬品開発業務の迅速化への試み」
鞠子 幸泰 (マリコ ユキヤス)
中外製薬株式会社 信頼性保証企画部
1996年に当時の三井製薬工業株式会社に入社し、研究職として新規抗がん剤の探索研究を行い、ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬のスクリーニング評価に携わる。その後2001年中外製薬株式会社に中途入社し、臨床開発部では、関節リウマチ治療薬アクテムラの臨床開発モニター、調査部では、自己免疫疾患領域に関するビジネスアナリストなどに従事した。2015年より、現在の信頼性保証ユニット 信頼性保証企画部 翻訳マネジメントグループにおいて翻訳コーディネーションに従事し、最近では、機械翻訳の利活用を中核とする中外翻訳環境の目指す姿の実現に向けた推進に努めている。
「「カスタムMT+フルPE」現状と見通し:医療翻訳分野の事例研究」
早川 威士 (ハヤカワ タケシ)
株式会社アスカコーポレーション 業務推進部
2006年株式会社アスカコーポレーション入社、2016年より同社にて研究開発職として機械翻訳の開発を担当。大阪大学大学院情報科学研究科博士課程在籍。AAMTジャーナル編集委員。主要なテーマは機械翻訳の品質評価で、European Association for Machine Translation、言語処理学会、日本通訳翻訳学会などで発表歴がある。一昨年のAAMT 2019,Tokyoでは、機械翻訳のプリエディットについて研究発表を行った。近年は機械翻訳の産業導入支援や情報発信にも取り組んでいる。
「NICTアダプテーション+EBMTエンジンの実力とそれを用いた統合翻訳環境」
本間 奨 (ホンマ ススム)
日本特許翻訳株式会社 代表取締役
富士ゼロックス株式会社で、特許情報検索システムDocuPatの事業立ち上げ・推進をおこない、その後日本発明資料にてNICT SMTエンジンを用いた翻訳システムMT Plusを開発、特許庁中国実案抄録翻訳事業に採用され、現在も J-PlatPatで利用されている。
2015年2月に日本特許翻訳株式会社を設立、特許庁、大手企業、特許情報検索サービス機関、翻訳会社、翻訳者向けに公報の翻訳やアダプテーションエンジンをコアとした翻訳支援サービスなどを提供している。
「最適化された機械翻訳導入モデルによる医薬品開発業務の迅速化への試み」
早川 威士 (ハヤカワ タケシ)
株式会社アスカコーポレーション 業務推進部
2006年株式会社アスカコーポレーション入社、2016年より同社にて研究開発職として機械翻訳の開発を担当。大阪大学大学院情報科学研究科博士課程在籍。AAMTジャーナル編集委員。主要なテーマは機械翻訳の品質評価で、European Association for Machine Translation、言語処理学会、日本通訳翻訳学会などで発表歴がある。一昨年のAAMT 2019,Tokyoでは、機械翻訳のプリエディットについて研究発表を行った。近年は機械翻訳の産業導入支援や情報発信にも取り組んでいる。
「Red Hat が目指す翻訳の未来 — 全冊公開により見えてきた課題とソリューション」
燃脇 綾子 (モエワキ アヤコ)
レッドハット株式会社
日本語ローカリゼーションチームリード
プリンシパルテクニカルトランスレーター
翻訳会社および IT 企業を経て、ブリティッシュコロンビア大学の言語学修士課程に進み、帰国後レッドハット株式会社に入社。日本支社初の翻訳者となる。グローバルサポートチームに所属後、製品マニュアルを翻訳する L10N チームに異動し、Red Hat の主力製品 Red Hat Enterprise Linux および戦略製品 Red Hat Ansible の翻訳プロジェクトコーディネーターとして、翻訳状況を大幅に改善する。その成功をもとに、日本語ローカリゼーションチームリードとして、機械翻訳を活用した全製品の全冊公開を達成する。現在も、生産性向上と効率化に積極的に取り組んでいる。
「The 8th Workshop on Asian Translation (WAT2021) 報告」
中澤 敏明(ナカザワ トシアキ)
東京大学 客員研究員
東京大学大学院情報理工学系研究科で修士号を、京都大学大学院情報学研究科で博士号を取得後、京都大学特定研究員および特定助教、科学技術振興機構研究員、東京大学特任講師を経て、現在は東京大学客員研究員。専門は自然言語処理、特に機械翻訳で、多数の国際会議にて成果を発表。機械翻訳に関する正しい知識の共有と機械翻訳の普及のために、様々な媒体で機械翻訳に関する記事を寄稿している。共著にコロナ社の自然言語処理シリーズ『機械翻訳』、解説に森北出版の『機械翻訳:歴史・技術・産業』がある。
「機械翻訳サミット参加報告 — ユーザー・プロバイダトラックを中心に」
田中 英輝 (タナカ ヒデキ)
(国研)情報通信研究機構 研究総括
1984年九州大学大学院工学研究科電子工学専攻修了。同年NHK入局。1987年NHK放送技術研究所にて放送ニュース用英日機械翻訳システム、多言語CATツールの研究開発を開始。その後、ATR音声言語コミュニケーション研究所などへの出向を通じ、音声翻訳技術の研究に従事。NHK放送技術研究所復帰後は音声認識を使ったニュース字幕の自動作成、自動要約、やさしい日本語によるニュースの提供、多言語翻訳などの研究開発に従事。2018年NHK退職。一般財団法人NHKエンジニアリングシステムを経て、2021年4月より現職。多言語翻訳技術、同時通訳技術などの研究に従事。博士(工学)。
2021年AAMT長尾賞受賞者講演「WMT-2020ニュース翻訳タスクに参加して:Team Tohoku-AIP-NTT at WMT-2020」
鈴木 潤 (スズキ ジュン)
東北大学 教授
2001年から2018年まで日本電信電話株式会社コミュニケーション科学基礎研究所にて研究員および特別研究員として勤務.2018年,東北大学大学院情報科学研究科准教授に着任し,2020年より東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター教授,同大学院情報科学研究科協力講座教員,工学部兼務. 2005年奈良先端大学院大学博士後期課程修了 博士(工学).2008-2009年MIT CSAIL客員研究員.2020年よりGoogle LLC Visiting Researcher, 主として自然言語処理,機械学習,人工知能に関する研究に従事.
創立30周年記念講演「長尾先生の言語観と例からの機械翻訳」
辻井 潤一 (ツジイ ジュンイチ)
(国研) 産業技術総合研究所 フェロー
同 人工知能研究センター 研究センター長
1973年京都大学大学院修了。工学博士。京都大学助教授、マンチェスター科学技術大学教授、東京大学理学部教授、同大学院情報理工学系研究科教授。マンチェスター大学教授を兼任し2005年にマンチェスター大学国立テキストマイニングセンターセンター長に就任。マイクロソフト研究所(北京)アジア首席研究員等を歴任し、2015年より現職。マンチェスター大学教授兼任。東京大学名誉教授。国際計算言語委員会会長 専門分野は、AI, テキストマイニング、計算言語学、機械翻訳、言語処理学。
紫綬褒章、大川賞、IAMT(国際 機械翻訳協会)栄誉賞、2021 ACL Lifetime Achievement Award等受賞多数。ACLフェロー、IPSJフェロー。
創立30周年記念講演「翻訳業界とMTとの過去、現在と未来 」
安達 久博 (アダチ ヒサヒロ)
(一社)日本翻訳連盟 代表理事・会長
1983年東京芝浦電気株式会社(現、東芝入社)。同年京都大学長尾真研究室にて科学技術庁機械翻訳プロジェクト(Muプロジェクト)に従事。東芝英日・日英相互機械翻訳システムの研究開発に従事。1985年経産省大規模電子化辞書プロジェクトに従事のため、日本電子化辞書研究所(EDR)に出向。1989年東芝復帰後は高精度仮名漢字変換システムの研究開発に従事。1992年東芝退社。同年宇都宮大学工学部情報工学科着任。手話通訳システム、手話電子化辞書の研究に従事。2003年宇都宮大学退職。同年株式会社サン・フレア入社。現在、同社代表執行役員。日本翻訳連盟代表理事・会長、アジア太平洋機械翻訳協会副会長。博士(工学)。
■三浦 由起子様
ガリー先生はもう現役の翻訳者ではないかもしれませんが、もし今現役の翻訳者であったなら、機械翻訳を下訳に使って修正した方が、イチから訳すより早いと思いますか?
(トム・ガリー先生からの回答)
今は使う必要がありませんが、翻訳の仕事を始めたころ、まだ翻訳のスピードが遅く辞書を頻繁に引く必要があったころには機械翻訳があれば役に立っていたと思います。
特に技術系の翻訳ではMTが使えたでしょう。
■Hisao Setoguchi様
ゼミで論文指導をする先生が、学生さんにMTを使うといいよと指導するお話がありましたが、先生のほうはもともと英語をMTによらない伝統的な方法で学習してきた土台があってのこと、という印象があります。普段MTを使って専門的な文章の翻訳をやっているのですが、翻訳されてきた専門用語が本当に日本語でそういう言葉を使うのか、と疑う場面があります。
MTを使って言語を学ぶ学生さんにそういうセンスが育つのか疑問があります。
(トム・ガリー先生からの回答)
確かにMTだけに頼りますと間違った知識が定着してしまう可能性があると思います。
高い言語運用能力が学習の目的でしたら、母語でも第2言語でも多量の自然なインプットが必要です。
■INTERBOOKS Matsumoto様
中学生から「翻訳アプリがあるから英語を勉強しなくてもいいじゃない?」と言われたらどのように返事をすべきかという?とても面白い問題提起ですね。
それは計算機があるから算盤は必要ないと言っているようなもので語学の勉強は、やはり必要だと思います。
以前NHKの番組でロックバンドの歌手である矢沢永吉さんのドキュメントが放映されていましたが、矢沢さんが単身アメリカに行ったとき、はじめ通訳を使ってアメリカのバンドメンバーと話をしていましたが、そのうち通訳を使うと自分の気持ちが伝わらないということに気付いたそうです。
カタコトであるが、身振り手振りを使って自分の言葉でぶつかったら相手と気持ちが通じて、はじめて自分の求める音楽を理解してくれたと話していました。
やはり、自分の言葉で話さなければ、人は感動しないし、想いは伝わらないのだと思いますが、先生はどのように考えますでしょうか?
(トム・ガリー先生からの回答)
まったく同感です。
意味が明確な情報を伝えるためには翻訳や通訳(人間でも機械でも)は役に立ちますが、芸術の本質や人間の感情などを言葉だけで表現することは非常に難しいです。広告、政治、文学、エンターテインメントなど、言葉の微妙なニュアンスが大きなウェイトを持つジャンルではMTの用途が少ないはずです。
また、矢沢さんのケースのように、密接な対面でコミュニケーションをとる必要がある場合、MT機器を通してやり取りしようとしたら人間同士の信頼感が得にくいでしょう。
第15回AAMT長尾賞
川﨑 健(カワサキ ケン)
コニカミノルタ株式会社 BIC Japan インキュベーションリード
東京医科歯科大学大学院医療政策学修士課程修了、同大学院医学博士課程単位取得満期退学。PMP、情報処理安全確保支援士。
大学を卒業後、ITベンダー2社にてシステム開発のプロジェクトマネジメントに従事。退職後は大学機関へ入職し、附属病院のシステム管理や調査事業を担当。医療が抱える様々な課題に対し、IoT技術を駆使したソリューションを実現するためコニカミノルタ株式会社に入社。新規事業研究開発部門であるBIC Japan にて社内起業家としてMELONのプロダクトマネージャーを従事。
第15回AAMT長尾賞
西本 俊之(にしもと としゆき)
東芝デジタルソリューションズ株式会社
ICTソリューション事業部 官公営業第二部 課長
中小企業診断士、情報処理技術者プロジェクトマネージャ
2000年 慶応義塾大学経済学部卒業、同年(株)東芝に入社。以来20年以上に亘り、官公庁向けソリューション営業として勤務し、特許文献検索システム等の開発に従事。特許庁 機械翻訳システムプロジェクトには調達構想段階から参画。プロジェクトでは営業を本務としつつも、NICT翻訳エンジンの技術移転、Microsoft Azureの採用、前後処理アプリ方式設計、翻訳品質整備等に直接的に関与し、現在も継続的な翻訳品質向上に尽力している。
招待講演:機械翻訳の最新技術動向調査 〜特許翻訳への応用を見据えて:経過報告〜
須藤 克仁(スドウ カツヒト)
奈良先端科学技術大学院大学 准教授
2002年京都大学大学院修士課程修了、NTTに入社しコミュニケーション科学基礎研究所にて音声言語処理、機械翻訳の研究に従事。2015年京都大学博士(情報学)。2017年より現職。知能コミュニケーション研究室(中村哲教授)にて話しことばを対象とする機械翻訳を中心とした自然言語処理に関する研究に従事。2018年から科学技術振興機構(JST)「さきがけ」にて機械翻訳をはじめとする自然言語生成の評価に関する研究を実施中。理化学研究所革新的知能統合研究(AIP)センター客員研究員を兼務(2018年より)。
招待講演:パネルディスカッション「 ポストエディットのこれからを考える 」
成田 崇宏(ナリタ タカヒロ)
株式会社ホンヤク社 部長
2005年に株式会社ホンヤク社に入社。コーディネータやプロジェクトマネージャーとして制作業務を経験し、その後、ベンダーマネジメント、CAT/QAツール管理、業務管理システムやMTの導入などを担当。MTに関しては、エンジンの研究、アダプテーション、プラットフォームの比較、品質基準体系の構築、関わる人材への教育などを実案件ベースでも行っており、それらを通じて顧客側での新たな需要や課題への取り組み、翻訳者・ポストエディターとの関係構築方法、新たな市場での翻訳会社の在り方などを探求している。
招待講演:パネルディスカッション「 ポストエディットのこれからを考える 」
安達 久博(アダチ ヒサヒロ)
一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)副会長
1983年東芝入社、同社総合研究所にて機械翻訳システムに関する研究に従事。1992年宇都宮大学工学部に着任。日本語・手話電子化辞書に関する研究に従事。2002年株式会社サン・フレア入社。現在、同社代表執行役員。この間、国家プロジェクトに従事のため京都大学長尾眞究室にて科学技術庁Muプロジェクト、日本電子化辞書研究所(EDR)にて機械翻訳、大規模電子化辞書の研究に従事。2020年6月より日本翻訳連盟(JTF)代表理事・会長。アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)副会長。現在、JTFにて翻訳者、翻訳会社、クライアントの三者に有用な用語集の構築と提供を目指す用語バンクの事業化に精力的に取り組んでいる。
招待講演:パネルディスカッション「 ポストエディットのこれからを考える 」
山田 優(ヤマダ マサル)
関西大学 教授
関西大学 外国語学部/外国語教育学研究科 教授 米国ウエストバージニア大学大学院修士(言語学)。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科 博士(翻訳通訳学)。米社内通訳者、産業翻訳者を経て、株式会社 翻訳ラボを設立。翻訳研究者として研究に没頭する。研究の関心は、翻訳テクノロジー論(ポストエディット含む)、翻訳プロセス研究(TPR)、翻訳の外国語教育への応用(TILT)、字幕翻訳研究(AVT)。最近の関心事は、翻訳について語るための言葉(メタ言語)の構築、産学・文理の壁を越えた翻訳学の探求、そして翻訳・多言語化の社会実装。著書(共著)に『自動翻訳大全』(三才ブックス)がある。
招待講演:機械翻訳と翻訳支援ツールの関係性について
江上 聡(エノウエ サトシ)
シストランジャパン合同会社 日本代表
20年以上の経験を持つ機械翻訳のエキスパート。2000年に渡米。2003年サンディエゴ州立大学大学院卒。同年米国SYSTRAN社に入社。政府系から民間企業に至るまで、様々な業種の機械翻訳導入プロジェクトに携わる。2005年~2010年まで史上最大の機械翻訳国際研究開発プロジェクトDARPA GALE Project共同主任研究員。技術屋からビジネスコンサルタントまで幅広い経験を活かし、日米の業界イベント等の講演を通じて、機械翻訳の普及に向けた啓蒙活動を行っている。2020年3月に20年間の米国生活を終え帰国。同年4月シストランジャパン日本代表に就任、現在に至る。
招待講演:機械翻訳と翻訳支援ツールの関係性について
佐藤 弦(サトウ ゲン)
SDLジャパン株式会社 トランスレーション プロダクティビティ部門営業ディレクター
1999年にローカリゼーション業界に入り、翻訳者、校閲者、翻訳リソース管理、翻訳チーム管理などさまざまな業務を経験。その後10年間、国内・海外の両方の顧客の多種多様なプロジェクトに関わる。翻訳支援ツールの教習、ポストエディットによる機械翻訳の援用、欧州言語プロジェクトの品質管理、ソフトウェア文字列の翻訳、スタイルガイドの作成など通常の翻訳プロセスから離れた業務も多く行う。2009年よりSDLジャパンに翻訳ソフトウェアの営業として入社。翻訳会社の顧客を中心に営業活動を行う。SDL Trados Studioの機能を分かりやすく伝えることをテーマにしたブログの執筆やセミナーでの講演も多く行う。2016年に営業マネージャー、2017年に営業ディレクターに就任。ローカリゼーションのマーケット拡大をテーマとして、社内の教育活動や販売促進活動を行う。また、業界イベントなどでも、ローカリゼーション業界の展望などをテーマにした講演を積極的に行っている。
■諏訪秀策様
コロナ騒ぎで例のホテルでの総会がなく残念です。
会員に会う唯一の機会でしたので。
(AAMTからの回答)
今までの交流の場に代わる会員同士の交流の場についても検討していきます。
ご意見ございましたら事務局までお知らせください。
■影浦峡様
WAT以外にAAMT自体のアジア地域バランス化の見通しがあるとよいと思いました。
(AAMTからの回答)
昨年度よりAAMTの年次大会を「AAMT 2019, Tokyo」のように名付けておりますように、今後はここでWATとも共催し、アジア太平洋地域を巡るイベントに発展させることでAAMT活動のアジア・大洋州への展開をはかってまいります。
またご意見などございましたら事務局までご連絡ください。
■飯田仁様
一般社団法人化に賛成ですが、従来からのAAMTとIAMTとの関係、並びにアジア太平洋地域内の連携の2点について説明が必要です。
19年度第2回理事会においてIAMT、EAMT総会の報告記載があるのみで、新協会の姿勢、考えを明示すべきと考えます。
従来のAAMTを解散するのですから。
尚、昨年度第2回理事会報告におけるIMATはIAMTの誤植でしょうか。
(AAMTからの回答)
AAMTとIAMTとの関係は変わりません。IAMTにも総会後に連絡します。
アジア太平洋地域内の連携についても、従来の方針を踏襲します。連携の一助としてWATを支援してまいります。
国際連携については、従来のAAMTの方針を堅持します。
また、IMATはご指摘のとおり誤植です。申し訳ありません。
■江原暉将様
AAMTジャーナルのWeb公開を検討してください。
(AAMTからの回答)
2019年よりWebで掲載しています。
https://aamt.info/act/journal/PDF版は完成してから公開し、また会員には会員専用ページにて先行して記事を公開しています。
会員専用サイトのパスワードは事務局よりメールにてご連絡していますが、ご不明の場合はお問い合わせください。
Last update : 24 August 2020
Last Update : 07 April 2020
Last Update : 07 April 2020
パネルディスカッション
「機械翻訳もある総合的な翻訳サービスの模索~金融・IR分野を例に~」 パネリスト
松本 智子(マツモト サトコ )
日本財務翻訳株式会社 代表取締役社長
1982年に大学を卒業後、半導体メーカー、食品商社を経てIRコンサルティング会社へ。2006年12月に同IRコンサル会社が株式会社プロネクサスと合弁で「日本財務翻訳株式会社(財翻)」を設立し、転籍。財翻は2013年4月にプロネクサスの100%子会社となり、代表取締役社長に就任。財翻は「バイリンガル・ディスクロージャーの追求~全ての上場企業が当たり前のように英文開示をおこなえる世の中に~」を企業理念として開示情報を中心に上場企業の英文での情報発信を支援している。同時にIR分野における翻訳実務者の発掘・育成にも注力している。
パネルディスカッション
「機械翻訳もある総合的な翻訳サービスの模索~金融・IR分野を例に~」 パネリスト
三輪 哲也( ミワ テツヤ)
宝印刷株式会社 グローバルリレーションズ部 部長
中学3年から高校を卒業するまでの4年間を父親の海外赴任に伴いロスアンゼルスにて過ごし、筑波大学第三学群国際関係学類を卒業後、株式会社三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。ブラッセルに2回で通算12年間、ロンドンで6年間の海外赴任を経て、2018年5月に同行から株式会社宝印刷にグローバルソリューション部(現グローバルリレーションズ部)部長として出向、2018年12月末に同行を退職、本年1月初めより同社に転籍。同社では、翻訳業務を所管する他、在シンガポールの翻訳/通訳持株会社Translasia社並びに株式会社十印のM&Aプロジェクトに参画、両社の取締役を兼任し現在に至る。
中山 英樹氏(ナカヤマ ヒデキ)
東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授
2006年東京大学工学部機械情報工学科卒業.2011年東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻博士課程修了.博士(情報理工学).2008年~2011年日本学術振興会特別研究員(DC1).2012年より東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻講師.2018年より同准教授,現在に至る.東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構連携研究者,産総研AIセンター招聘研究員等を兼務.画像認識,自然言語処理,機械学習および応用アプリケーションの研究に従事.PRMU研究奨励賞,計測自動制御学会 SI 部門賞若手奨励賞,言語処理学会年次大会最優秀賞,Neural Machine Translation Workshop Outstanding Paper Award等の賞を受賞.IEEE, ACM, 情報処理学会,電子情報通信学会会員.
田中 英輝氏(タナカ ヒデキ)
一般財団法人 NHKエンジニアリングシステム 上級研究員
1984年九州大学大学院工学研究科電子工学専攻修了.同年NHK入局.1987年〜1997年,放送技術研究所にて放送ニュース用英日機械翻訳システム,翻訳用例提示システムの研究・実用化に従事.1997年〜2003年, 株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)に出向,音声翻訳システムの研究・マネジメントに従事.2003年,放送技術研究所に復帰後は,文書要約,やさしい日本語によるニュースサービス(NEWS WEB EASY),多言語機械翻訳システムなどの研究・実用化に従事.2018年6月NHK退職,同7月,一般財団法人NHKエンジニアリングシステムに転籍.国立研究開発法人情報通信研究機構の委託による深層学習を利用した機械翻訳研究プロジェクトに参加.現在上級研究員.博士(工学).
内元 清貴氏(ウチモト キヨタカ)
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)室長
1996年京都大学大学院工学研究科修士課程修了.同年,郵政省通信総合研究所(現NICT)入所.形態素解析,構文解析,文生成等の自然言語処理や機械翻訳の研究開発に従事.2004年京都大学博士(情報学)取得.2009年内閣府へ出向.内閣府にて,社会還元加速プロジェクトに携わり,研究成果の社会還元の重要性を認識.2011年NICTに帰任後,主として音声翻訳に係る研究開発・社会実証,および,研究成果の社会還元マネジメントに従事.現在,NICT先進的音声翻訳研究開発推進センター企画室長.言語処理学会,情報処理学会,ACL各会員.
Last update : 19 Jun. 2014
Last update : 21. Jun 2002
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【AAMT NEWS】
Last update : 30 Mar. 2006
J : 日本語記事(Japanese) / E : 英語記事(English)
【AAMT NEWS】
Last update : 1. Dec. 2002
Last update : 1 Jul. 2003
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